国内バイオベンチャーのペプチドリームとヤンセンファーマは、複数の創薬標的蛋白質を対象に特殊環状ペプチドを創製する創薬共同研究開発契約を結んだ。同社が創薬共同研究開発を行う製薬企業は17社となる。ペプチドリームは、ヤンセンから契約一時金、非臨床・臨床試験の進捗状況に合わせてマイルストン、上市後の販売マイルストンを合わせて最大約1260億円を受け取る。
両社は、ヤンセンが開発を目指す複数の代謝、循環器系疾患を創薬ターゲットとして、ペプチドリーム独自の創薬開発プラットフォームシステム(PDPS)を用いて特殊環状ペプチドを創製し、ヤンセンが特殊ペプチドの臨床開発を行う。PDPSによって創製される特殊ペプチドから得られる情報を利用して、ヤンセンが低分子医薬品の研究開発に取り組むことが盛り込まれているほか、ペプチド-薬物複合体を利用する権利も含まれている。