あゆみ製薬は、日医工の完全子会社「ヤクハン製薬」が国内承認申請中の抗TNF-α抗体「インフリキシマブ」のバイオシミラー「インフリキシマブBS点滴静脈用100mg『あゆみ』」に関する国内販売権の許諾を受けたと発表した。リウマチ・整形領域に強いあゆみ製薬は先月、持田製薬が開発中の「アダリムマブ」「エタネルセプト」の国内販売で提携しているが、インフリキシマブの販売権も得て、自社ポートフォリオ強化を図る。
あゆみ製薬は、リウマチのスペシャリティファーマとしてバイオシミラーの品揃え強化を事業の重要課題に位置づけている。リウマチ専門医に対する強力な販路を武器に、バイオシミラーを開発する企業からの製品導入を呼び込み、今回の販売権許諾でアダリムマブ、エタネルセプト、インフリキシマブの三つの製品を扱うことになる。営業体制も営業本部内にBS推進部を立ち上げ、今後の販売に向けバイオシミラーに関するMRのプロモーションを検討していく。