丁寧に説明、法案提出へ全力
厚生労働省の福田祐典健康局長は7月27日、就任後初めて専門紙の共同会見に応じ、今通常国会に健康増進法改正案の提出を見送った受動喫煙対策に言及。「望まない受動喫煙をなくすことは立場の異なる人たちとも合意している。これを出発点として進めたい」との考えを示し、「厚労省案がエビデンスに基づいている点をより丁寧に説明し、引き続き法案提出に全力を尽くしたい」と述べた。
福田氏は、就任に当たって、「人々の自由な生活と幸せを支える健康行政という大きな基本は忘れないようにしたい」と強調。「医療、介護、障害などに関する制度が細分化、緻密化する中で、全体像を見失わないようにしながら、もう一度、人間の生活を中心に再構成していきたい」と抱負を述べた。