日本医師会の横倉義武会長、日本歯科医師会の堀憲郎会長、日本薬剤師会の山本信夫会長、日本看護協会の福井トシ子会長は10日、加藤勝信厚労相に、受動喫煙の防止対策を強化・実現するための264万3023筆の署名と、「例外規定のない受動喫煙防止対策の強化・実現について」とした4師会会長連名の要望書を提出した。
要望書では、たばこが「多くの疾患の要因であることが科学的に証明されている」とした上で、「非喫煙者の健康にも害を及ぼしている」と指摘。
こうした状況を踏まえ、「屋内における喫煙は単なるマナーや嗜好の問題ではなく全国民の健康被害の問題であり、加えて社会保障費の増大等、財政に深刻な影響を及ぼす」と強調した。