全国で「そうごう薬局」を展開する総合メディカルは、認知症の人へのさらなる対応力の向上を目的に「認知症ワーキングチーム」を発足させた。昨年10月、日本薬局学会が創設した「認知症研修認定薬剤師」の第1回試験に合格した社員5人を中心に、同認定薬剤師のスキル、経験知を全社で共有すると共に、認知症早期対応への取り組みを積極的に推進していく。
「認知症研修認定薬剤師」は、薬剤師が認知症領域において医薬品に関わる専門的立場から医療・介護・福祉チームの一員として、薬物療法を中心に参画するための能力と適性を備え、さらに認知症の人とその家族などに対して薬学的視点を踏まえた適切な助言および対応ができる薬剤師の養成を目的として、日本薬局学会が創設した制度。昨秋の第1回試験では全国で60人が合格し、そのうち総合メディカル社員は5人が合格した。