【アステラス/第一三共/田辺三菱製薬】開発中止化合物で新薬開発‐国内3社がライブラリー構築

2017年10月16日 (月)

ニュース


オープンイノベーション推進

 アステラス製薬、第一三共、田辺三菱製薬は、オープンイノベーションの一環として、化合物の新たな適応症を探索するドラッグリポジショニングで化合物ライブラリーを用いた新薬探索プログラム「JOINUS」(ジョイナス)を共同で実施すると発表した。3社は、それぞれが提供した50種類以上の作用機序の開発中止化合物からなる化合物ライブラリーを構築。今後、同プログラムに応募した国内研究機関に化合物ライブラリーを提供し、試験管内の細胞レベルで化合物の活性を検討するインビトロ評価系で新たな適応症を見出したい考え。3社が化合物を提供し、新薬探索でドラッグリポジショニングのオープンイノベーションを行うのは国内でも初という。

 新薬開発の成功確率の低下が問題となる中、薬の再活用を意味するドラッグリポジショニングに注目が集まっている。もともとアステラスは第一三共、田辺三菱と個別契約を結び、自社創薬で化合物ライブラリーを相互利用する連携関係を進めてきた。今回開始するジョイナスは、アステラスが国内研究者向けに創薬研究パートナーを公募するオープンイノベーションサイト「エーキューブ」で、2016年に始めた開発中止化合物から新規適応症を探索するプログラムが土台となっている。第一三共や田辺三菱がアステラスのプログラムに加わり、3社によるオープンイノベーションプロジェクトに拡大した。



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