【中外製薬】抗PD-L1抗体「アテゾリズマブ」、NSCLCでPFS延長

2017年12月1日 (金)

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 中外製薬は、化学療法未施行のステージIV非扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC)患者1202人を対象とした改変型抗PD-L1抗体「アテゾリズマブ」の第III相試験「IMpower150試験」で、化学療法にアテゾリズマブを上乗せした併用レジメン群が化学療法併用レジメン群と比較し、主要評価項目の一つである無増悪生存期間(PFS)を有意に延長したと発表した。また、もう一つの主要評価項目である全生存期間(OS)についても、十分なイベント数に達成していないものの期待が持てる結果だとしている。

 同試験は、第III相オープンラベルランダム化多施設共同試験で、抗癌剤「パクリタキセル」「カルボプラチン」、血管新生阻害剤「ベバシズマブ」の化学療法にアテゾリズマブを併用したレジメン群と化学療法レジメン群を比較した。主要評価項目の一つは、ALKまたはEGFRの遺伝子変異患者を除くITT(Intent to treat)解析集団とT細胞活性調整因子の遺伝子発現(Teff)により層別化した集団でのPFSで、もう一つはITT解析集団のOSとなっている。



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