若者層に啓発
覚醒剤、大麻、危険ドラッグなどの薬物の怖ろしさをVR(バーチャルリアリティ)動画で疑似体験することで、違法薬物乱用防止につなげる取り組みが福岡県で始まっている。
県薬務課が今年度の薬物乱用防止啓発事業の一環で、特ににスマホ世代である若年層が興味を持つような啓発方法として、全国で初めてとなる薬物乱用防止VR動画サイト「ダメドラワールド」を作成し、10月12日から公開している。
動画は、違法薬物の代表となる▽覚醒剤▽大麻▽危険ドラッグ――をそれぞれの特徴に沿ったストーリーで展開。薬物を進められるままに使用し、一度薬物を使用するだけでも恐ろしい精神病状態をもたらし得ることを効果的に伝え、若年層が安易に手を出さないように導いている。違法薬物を使用し、最悪の結末に至るまでの過程を、一人称視点で体感できる臨場感を演出。VRゴーグルのほか、スマートフォンなどでも最適に視聴できる仕様となっている。