厚生労働省の森和彦大臣官房審議官(医薬担当)は、5日に開かれた2017年度「かかりつけ薬剤師・薬局推進指導者協議会」で、健康サポート薬局の届け出が昨年12月末時点で705件にとどまっていることに触れ、「全国で5万7000ある薬局の中の700件」とし、「もっと伸ばしていく必要がある」と強調。地域の実情に合わせながら、健康サポート薬局を目指す地域の薬局も支援するよう要請した。
昨年1月に発生したC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品問題についても言及し、「薬剤師が日頃しっかりと物を管理することがいかに大事なのかということを再認識する1年だった」と振り返り、対物業務を疎かにすることなく、対人業務を充実させるべきとの考えを示した。