千葉県は7日、管理薬剤師が処方箋なしで医療用医薬品を販売していたウエルシア薬局ユーカリが丘店」(千葉県佐倉市)に対し、9~27日まで19日間の業務停止命令を出した。2014年8月31日から約3年間にわたり、管理薬剤師の30代男性が処方箋なしで向精神薬などの医療用医薬品36種類を患者20人以上に販売していたことに対する措置。同社は、再発防止策として、法令遵守を徹底させる教育を全社員に行うとしている。
行政処分の対象となったのは、昨年9月にウエルシア薬局ユーカリが丘店で医療用医薬品の不正販売を行った行為。同社から印旛健康福祉センターに通報があり、県薬務課が12月まで3回にわたって同店舗に立入検査を行った。その結果、14年8月31日~昨年7月10日にかけて、ユーカリが丘店に勤務する管理薬剤師の30代男性が、処方箋がないにもかかわらず患者26人に対して計63回36種類の医療用医薬品を販売していたことが発覚した。