厚生労働省は、麻疹(はしか)の感染が広がっていることを受け、予防指針を改正する方向だ。11日の厚生科学審議会麻疹・風疹に関する小委員会に方針を示し、海外からの渡航者と接する機会が多い空港職員、0歳児と接する機会が多い保育園職員や病院職員に予防接種を推奨するよう対策を強化する。
麻疹の感染が広がっている中、この日の小委員会では、▽定期予防接種実施率向上に向けた対策強化▽児童福祉施設、医療機関等における対策強化▽輸入症例への対策強化▽風疹抗体検査から予防接種への結び付け――といった方向性が示された。