明治グループと熊本県企業グループ、熊本県は2日、化学及血清療法研究所のワクチン、血漿分画製剤、動物薬の主要3事業を承継し、「KMバイオロジクス」の事業を開始した。代表取締役会長には明治ホールディングス会長の松尾正彦氏、社長にはMeiji Seika ファルマ取締役の永里敏秋氏が就任し、化血研が引き起こした血液製剤の不正問題に対する信頼回復に向け、従業員数1905人で再出発する。
化血研と明治グループ、熊本県企業グループ、熊本県は、昨年12月に主要3事業の譲渡に関する基本合意書を締結。今年3月に最終的な株式譲渡契約を交わし、化血研が事業承継の新会社となるKMバイオロジクスを設立し、現物出資を行っていたが、7月2日に明治グループが株式の一部を取得し、連結子会社化の必要な手続きを完了した。