【米パレクセル】バーチャル治験に注力‐アダプティブデザインも提案

2018年10月26日 (金)

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CROが計画段階から協業

左からマクドナルド氏、プレトリウス氏

左からマクドナルド氏、プレトリウス氏

 米パレクセル・インターナショナルは、臨床試験の途中で実施計画(プロトコル)が変更可能なアダプティブデザイン、患者が自宅や職場から治験に参加できるバーチャル治験への対応力を強化し、製薬企業向けの医薬品開発支援(CRO)業務で、プロトコルの設計から関与するCROを目指す。35年間の治験支援事業で蓄積した被験者ビッグデータとIoT(モノのインターネット化)などのデジタル技術を生かし、患者の便益とサイエンスの視点で臨床試験プロセスを変えるのが目標だ。ジェイミー・マクドナルドCEOは、本紙のインタビューで、「ファイザーと一緒に業界で初めてバーチャル治験を取り入れたのがわれわれだ」と述べ、患者中心の医薬品開発で主体的な役割を担いたい考えだ。

 マクドナルド氏は、旧米クインタイルズ(現:IQVIA)で上級副社長、旧米INCリサーチ(現サイネオス)でCEOを務め、今年3月にパレクセルの新CEOに就任した。臨床試験の支援業務や製薬企業向けに医薬品開発戦略を助言するコンサルティング業務に加え、「ビッグデータやIoTを活用し、臨床試験の効率化につなげる」とし、デジタル技術を用いた新事業での方向性を描く。



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