厚生労働省は6日、2012年度診療報酬改定で導入された病棟薬剤業務実施加算について、勤務医の負担軽減の検証調査で効果が見られたため、14年度以降も加算を継続していく方向性を、中央社会保険医療協議会総会に示した。診療側、支払側委員からも概ね賛同が得られ、大きな焦点だった病棟加算の継続が確定的になった。
12年度改定では、薬剤師が勤務医の負担軽減等に貢献する業務を一定以上実施していることを評価するため、病棟薬剤業務実施加算(100点)が新設されたが、附帯意見に病棟業務の調査・検証を行うことが盛り込まれ、14年度改定で加算が継続されるかどうか焦点となっていた。