次期診療報酬改定で全体のプラス改定を目指す「国民医療を守る議員の会」(高村正彦会長)は10日、都内で総会を開き、2014年度診療報酬改定に関する決議を満場一致で採択した。議連は、予算編成の本格化を前に、安倍晋三首相や麻生太郎財務相をはじめとする関係各方面に働きかけを強め、ネットプラス実現に向けた運動を加速させたい考え。
総会で高村会長は、「消費税率が上がることにより、医療を充実させる。これに充てられるお金の相当部分は、やはり診療報酬になろうかと思う。財政至上主義ではなく、国民の医療をどうやってよくするかという立場に立ち、来年度の診療報酬改定はプラスで進めたい」と語った。