厚生労働省医政局の城克文経済課長は、都内で開かれたCPhIジャパンで講演し、2014年度薬価制度改革に言及。後発品の既収載群について価格帯を三つに集約したことを「最も大きな改革」と指摘。初収載時薬価も先発品の0・6がけに引き下げられたことから、「今後、大型品に数十社のメーカーが参入するようなことは厳しい」との見方を示した。
14年度の薬価制度改革では、後発品薬価について大きな改革が行われ、初収載時薬価は先発品の0・6がけとし、10品目を超える内用薬については0・5がけと先発品の半値とすることが決まった。さらに、後発品の薬価にバラツキがあるとの指摘にも対応。既収載の後発品群について、最高価格の30%以下を下回るものは加重平均した算定額とし、統一名で収載することとするなど、多数あった価格帯が三つに集約された。