医療者の健康被害を防止
抗癌剤曝露対策の重要性を啓発し、医師や薬剤師、看護師等の医療従事者の健康被害を避けるために多職種で構成する「抗がん剤曝露対策協議会」が設立され、本格的な活動をスタートさせた。これまでわが国では医療従事者への抗癌剤曝露対策が遅れていたが、同協議会の活動を通じて教育研修を進め、医療現場や抗癌剤を使用する患者、家族に重要性を周知することで、安全性確保を目指す。
協議会の理事長には、国立がんセンター名誉総長の垣添忠生氏が就任した。副理事長には、薬剤師を代表して名古屋大学大学院医学系研究科医療行政学特任准教授の杉浦伸一氏、看護師を代表して神奈川県立がんセンター看護局長の渡邉眞理氏が就任した。