くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、全国の調剤薬局に勤務し、外国人患者に対応したことのある薬剤師を対象に、外国人患者への対応状況を調査した。その結果、月に1回以上の対応を経験している薬剤師が5割と多くいるが、その対応に不安を持ち、十分にコミュケーションができていないと感じる割合が高く、また、対応時に参考となる英語の医薬品情報が不足していることが分かった。
調査は、10月14~17日に実施、408人の薬剤師から回答があった。
外国人患者の対応頻度は、月10回以上が9%、6~9回が8%、3~5回が15%、1~2回が21%で、月1回以上が54%、3回以上が32%だった。外国人患者の国籍は中国が最多で、米国・欧州圏・フィリピン・インドなど、英語でコミュニケーションがとれる国が多かった。