薬価改定前年より落ち込む
厚生労働省医政局経済課は19日、2013年の薬事工業生産動態統計年報を公表した。昨年1年間に国内で生産した医薬品最終製品の金額は6兆8940億円で、薬価引き下げの影響などで減少となった前年から、さらに827億円(1.2%)減った。04年以降、薬価改定がなかった年の生産金額が前年より減少したことはなかった。
医薬品の生産金額を用途別に見ると、全体の約9割を占める医療用医薬品の生産金額は、6兆1940億円で1.1%減少し、一般用医薬品や配置用家庭薬を含む「その他の医薬品」も7000億円で1.9%減となった。