居宅療養管理は変わらず
厚生労働省は6日、2015年度介護報酬改定の単位案を社会保障審議会介護給付費分科会に示し、了承された。総額は全体で2.27%カットされ、基本報酬を引き下げる一方、地域包括ケアシステムの構築を見据え、認知症高齢者や中重度の要介護者への在宅対応を充実するサービスを評価するメリハリをつけた。
薬剤師が在宅業務を行った場合の居宅療養管理指導については、現行通りの算定要件が維持された。通所介護(デイサービス)では、認知症高齢者や要介護者を積極的に受け入れ、介護・看護職員を指定基準に加え常勤換算方法で2以上確保している事業所を評価することとし、新たに認知症加算として、1日60単位(1単位10円)、中重度者ケア加算として1日45単位を加算する。