日本ジェネリック医薬品学会は、同学会が配合剤のジェネリック医薬品(GE薬)の統一ブランド名を特許庁に商標登録して、GE薬メーカーが広く利用できるようにする「ジェネリック配合剤商標プロジェクト」を立ち上げた。多数が参入して来年にも発売が予想される持続性ARBのロサルタンカリウムと利尿薬のヒドロクロロチアジドの配合剤(先発品はMSDの「プレミネント」)の申請に間に合うように、ルールづくりを進める。7日の会見で発表した。
現在、医療安全等の観点から銘柄別収載のGE薬を一般名に変更する代替新規収載を厚生労働省が中心となって促しているが、配合剤の場合には一般名にすると名称が長くなったり、逆に処方・調剤ミスを引き起こす可能性もある。今年6月には、抗癌剤のテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(先発品は大鵬薬品の「TS‐1」)のGE薬がブランド名で収載されている。