日本CSO協会の清水昇会長(クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン社長)は10日、都内で実施した活動報告会で、2014年の派遣MR総数(コントラクトMR:CMR)が前年比で16.8%増の4148人と二桁の伸びを示したことについて、「CSO市場の裾野が広がってきた」と語った。待機MRを含めると約4600人まで増加しており、「目標とする15年のCMR5000人が視野に入ってきた」と手応えを語った。
14年は、糖尿病治療薬のSGLT2阻害剤や経口C型肝炎治療薬などの新薬上市に伴う需要の増大と、CSO活用企業の裾野拡大の二つが要因となり、CMR数が大幅に増加した。CSOを活用する企業数では、前年の74社から84社へと増えて、特にMR500人未満の企業で見ると、ジェネリック医薬品メーカーや海外からの参入企業でCSOの導入が進み、44社から51社と急増した。