文部科学省の「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」は22日、薬学教育モデル・コアカリキュラムの基本理念や位置づけ、利用上の留意点を大筋で了承した。コアカリを、6年制学部・学科の教育内容を精選し、卒業時までに学生が身につけておくべき必須の能力(知識・技能・態度)の到達目標を分かりやすく提示したものと位置づけ、教育課程の時間数の7割程度をコアカリに示された内容の履修に充てることが妥当との考えを示している。
基本理念では、薬学や医学、生命科学等に関わる科学技術の進歩は著しく、科学を基盤に医療へ貢献する薬剤師に求められる知識や技能は専門分化、高度化していると指摘。
将来的にどのような分野に進んでも、共通に必要となる薬剤師の基本的資質と能力を習得することが求められるため、6年制学部・学科の教育内容を精選し、卒業時までに学生が身につけておくべき必須の能力(知識・技能・態度)の到達目標を分かりやすく提示したものとした。