国立社会保障・人口問題研究所は23日、2013年度の社会保障費用統計をまとめた。医療、年金、福祉等の社会保障給付費の総額は110兆6566億円で、前年度に比べて1兆6556億円増と1.5%上昇し、過去最高を更新した。一方、社会保障給付費の対GDP比は、経済成長率の伸びが大きかったことを受け、22.91%にとどまり、1990年度の調査以来、23年ぶりに下落した。
社会保障給付費を「医療」「年金」「福祉その他」に分類し、部門別に見ると、「医療」は35兆3548億円で、前年度に比べて2.1%伸びた。医療費が総額に占める割合は32%となった。