伸びしろある日本市場
グローバルな日用消費財メーカーP&Gグループの、日本における事業会社プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン、本社神戸市)のスタニスラブ・ベセラ社長は4日に都内で、9月に社長に就任後、初めてメディア向けに会見を行った。ベセラ氏は「グループ全体にとっても、アジア・パシフィック地域にとっても日本市場は非常に重要なビジネス市場であり、その責任者となったことは光栄に思うし、期待に応えるべく全力で臨みたい」とすると共に、「日本にはまだ浸透できていないグローバルブランド、カテゴリーが少なくない。また、強力な日用品・トイレタリーの競合メーカーも数多い。今後は日本の厳しい目を持つ消費者に対して、様々なイノベーションを提供することで、さらなる成長につなげたい」と抱負を語った。
ベセラ氏は1969年12月、チェコ共和国生まれ。メンデル大学卒業。91年にチェコのP&G営業本部に入社、以後24年間にわたり多様な職責を経て、9月1日付でP&Gジャパンの社長に就任した。米国、欧州と幅広く営業畑を担当し、05年からアフリカ・ナイジェリアのマーケット責任者を歴任してきた。