日本薬剤師連盟は7月30日、先に行われた参議院選挙結果について会見を開いた。児玉孝会長は、今回は組織内候補ではなかったが、(全国比例で)2人推薦候補のうち衛藤晟一氏のみが当選したことに関し「われわれとしては喜び半ば、残念な思いも半ばというところだ」と選挙戦に至る経緯を含めコメントした。
児玉氏は、日薬連盟は当初から組織内候補を立てないが、(自民党の候補を)推薦・支援する方針だったとした上で、具体的な推薦に当たっては、前回選挙(3年前の藤井基之氏)の経緯もあり、「衛藤氏を推薦する方針であったが、今年1月になって、木村隆次氏がケアマネ協会の公認候補として自民党の推薦を得た。薬剤師候補であり放置することはできず、前例はないが2人とも推薦することになった。ただし、筋として衛藤氏を重点候補とした」と説明した。