厚生労働省の「薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会」は3日、薬害について知ってもらうために同省が作成した中学3年生向けのテキスト「薬害を学ぼう」を授業で用いる際の教員向けの「手引き」と映像教材の内容を大筋でまとめた。
テキストは、薬害を知り、被害にあった人たちの声を聴き、薬害発生のプロセスを学び、薬害が起こらない社会の仕組みを考えることを目的としたもので、主に中学3年の授業での活用を想定している。
薬害を学ぶ補助教材として、厚労省が2011年度から作成し、全国の中学校に配布しているが、教員から「テキストをどう活用したらいいか分からない」といった声が上がっていたため、指導用の手引きを作成することとなった。