保険薬局で常時在庫医薬品の安全性情報を「十分に管理できていない」と回答した施設が52%に上ることが、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が実施した調査で分かった。薬局は自ら安全性情報を入手、管理している施設が大半で、管理が不十分な理由としては「調剤業務で手いっぱいであり、人員不足」が最も多かった。処方箋応需枚数が多いほど、安全性情報を十分に管理できていないと考えている薬局が多い傾向にあった。
調査は、医療機関と薬局における医薬品安全性情報の入手、活用状況等を把握するため、今年1~2月にかけて全国の8541病院、保険薬局の半数2万6915施設を対象に行ったもの。今回から保険薬局も調査対象に追加した。