これからの時代に求められる新しい薬剤師・薬局像を、地域および地域住民、医療機関や医療人に訴求するための具体的支援策を提供していきたいと、2013年11月に薬剤師有志を中心に設立された一般社団法人日本コミュニティファーマシー協会(略称JACP、東京新宿区)。今年度の研修事業では、昨年から引き続いて地域包括ケアへの関わり等を学んでいくが、このうち3月から11月まで計5回にわたる「CP研究会」では、かかりつけ薬剤師や高齢者の服薬支援に重点を置いていく計画で、代表理事の吉岡ゆうこ氏(ネオフィスト研究所)は「健康サポート薬局の継続研修にも活用してもらえるよう、健康サポート機能も学んでいきたい」とする。
同協会では、「健全な地域社会づくりに貢献するコミュニティファーマシーを創造すること」を目的に掲げており、そのためのアプローチの一つとして、長い歴史の中で街の薬局として厳然として機能してきたドイツの薬局の業態を範にして、その長所を取り入れた“日独融合型薬局”という新たな業態提案を軸に、薬局・薬剤師へ具体的支援策を提供していきたいとする。