アステラス・アムジェン・バイオファーマとアステラス製薬は、抗ヒトプロ蛋白質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)抗体「レパーサ皮下注」(一般名:エボロクマブ)を新発売した。アステラス・アムジェンとしては第1号製品。国内初の抗PCSK9抗体として、スタチン製剤で効果不十分な家族性高コレステロール血症(FH)と高コレステロール血症の新たな治療選択肢を提供。アステラスとアステラス・アムジェンが共同販促し、市場での早期浸透を狙う。
レパーサは、PCSK9に結合し、血中PCSK9が低比重リポ蛋白(LDL)受容体(LDLR)との結合を阻害することで、LDLRの分解が阻害され、肝細胞表面でのLDLRの再利用を可能とする作用を持つ。これにより、血中LDLを除去するLDLR数を増加させ、LDLコレステロール(LDL-C)値を低下させる。