厚生労働省統計情報部は15日、2015年「社会医療診療行為別統計」の結果を公表した。薬局調剤の1件当たり点数、受付1回当たり点数が共に増加した一方で、薬学管理料がいずれもマイナスになっており、厚労省は、14年度診療報酬改定で新設された薬剤服用歴管理指導料(お薬手帳なしの場合:34点)の算定回数が増えたためではと分析している。
今回の調査から、昨年6月審査分として審査決定された医療保険制度の診療報酬明細書および調剤報酬明細書のうち、NDBに蓄積されているもの全てを集計対象としている。これに伴い、従来のレセプトを収集する統計調査を行わなくなったため、昨年までの「社会医療診療行為別調査」から名称を変更した。