日本薬学教育学会が27日、正式に発足した。同日、京都市の京都薬科大学で開いた設立総会で会則や事業計画、収支予算が承認され、新たな一歩を踏み出した。年に1回開催する学術集会や会誌発行などを通じて、薬学教育関係者が最新の知見や取り組みを発表、共有する場を提供。教育効果を検証し改善するサイエンスとしての薬学教育学を確立し、薬学教育の向上につなげたい考えだ。
まずは任意団体としてスタートし、法人化を目指す。同学会の運営は、薬系大学教員に加え、日本薬剤師会や日本病院薬剤師会の関係者ら11人で構成される世話人会が担当。代表世話人には乾賢一氏(京都薬科大学名誉教授)が就任する。