帝人グループの鈴木純社長は2日、大阪市内で記者懇親会を開き、2014年に発表した修正中期計画について、「今年は集大成の年。構造改革、成長戦略、発展戦略として計画してきたことを着実に実行していく」との方針を語った。
鈴木氏は、成長戦略についてヘルスケア事業にも言及。医薬品事業では既存薬の適応追加に加え「痛風・高尿酸血症治療剤『フェブリク』が堅調に推移している」と説明。さらに「成長ホルモン剤の導入のほか、患者情報共有システム『バイタルリンク』の販売展開などで順調に伸ばしている。まだまだ既存の製品、サービスの販売を極大化するところまでは至っていないが、成長戦略の中でさらに加速していく」と強調した。
また、来年2月発表予定の次期中期計画(17年~19年)では「10年後にあるべき姿の形を決め、次の3年間にやるべきことをアクションに落とし込んでいく」と説明。