文部科学省の北垣邦彦健康教育調査官は5日、徳島市で開かれた学校環境衛生・薬事衛生研究協議会で講演し、学校薬剤師に対する期待を語った。中学校や高校で薬物乱用防止教室の講師になったり、中学校や高校での医薬品に関する授業をサポートしたりするなど、保健教育への参画を推進するよう求めた。
北垣氏は、学習指導要領に基づき教員が授業の中で保健分野の教育を行う「教科保健」と、特別活動や総合的な学習時間の枠組みを活用した薬物乱用防止教室などの「保健指導」の両面で、学校薬剤師が保健教育への関わりを深めるよう要請した。