日本医師会は12月22日、前日に開催された経済財政諮問会議で、民間議員から「診療報酬の改定についても諮問会議で議論すべき」との発言があったことに対し、「大それた発言があったことは、まさに青天の霹靂。極めて遺憾」との声明を横倉義武会長名で発表した。診療報酬改定の議論は中央社会保険医療協議会で議論すべきと強く主張した。
諮問会議では、民間議員から「薬価の議論と合わせて診療報酬改定についても諮問会議で議論すべき」と意見が出たにとどまらず、「院内、院外処方のあり方や技術料のあり方などについても、しっかりと諮問会議で議論していくべき」との意見が出た。
これに対して、声明では「大それた発言」と批判。中医協が診療報酬改定に果たしてきた役割の大きさを強調した。