医薬品医療機器総合機構(PMDA)と国立国際医療研究センター(NCGM)は14日、海外事例への対応や人材交流・人材育成の強化に関する包括的連携協定を締結した。両者は、既にこれらの分野で協力関係にあるが、さらにPMDAの医薬品・医療機器の安全対策などに関するノウハウ、NCGMが持つ感染症や薬剤耐性菌等の情報と国際的ネットワークの活用を通じて連携を強化し、レギュラトリーサイエンスの推進につなげたい考えだ。
両者は以前から、国際共同治験に関するシンポジウムにNCGMが参加するなど、職員の派遣や国際活動の分野で連携してきたが、今回の協定締結により、国際的な事案への対応や、人材交流・育成をより一層深めることを確認。アジア各国の規制調和や人材育成を目的に、国際シンポジウムの共同開催、職員を講師とした相互派遣によるNCGMの国際的ネットワークなど、両者のノウハウを提供、活用する。