くすりの適正使用協議会(RAD-AR)は、2月に文部科学省から公示された小学校学習指導要領案にくすり教育が含まれていなかったことに対し、文科省に対してくすり教育の追加を要望するパブリックコメントを提出した。高校・中学校で実施していたくすり教育を小学生のうちから医薬品の役割を知り、正しい使用法を身につける必要性があるとし、パブリックコメントの提出に踏み切った。パブリックコメントの提出は2009年に行ったのに続き、2回目となる。
RAD-ARは02年からくすり教育のサポートを続けており、教材開発や貸し出し、パワーポイント教材の無料提供と、保健体育教諭や養護教諭、学校薬剤師へのくすり教育の出前研修を行ってきた。講師は、製薬企業の社員で構成され、同協議会が認定したくすり教育アドバイザー43人が担当する。