米ブリストルマイヤーズ・スクイブは、未治療の進行期悪性黒色腫(メラノーマ)を対象とした抗PD-1抗体「オプジーボ」の第III相試験「CheckMate-067」に関する最短28カ月の追跡調査で、オプジーボ単剤療法、オプジーボと抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」の併用療法は、ヤーボイ単剤療法に比べ、全生存期間(OS)を有意に改善したと発表した。
「CheckMate-067」は、未治療の進行期悪性黒色腫945例を対象に、オプジーボ単剤療法、オプジーボと抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」の併用療法を比較評価した第III相無作為化二重盲検試験。OSの中央値では、オプジーボを投与した両群で未達、ヤーボイ短在寮法群で20カ月となった。オプジーボとヤーボイの併用療法、オプジーボ単剤療法は、ヤーボイ単剤療法に比べ、死亡リスクをそれぞれ45%、37%低減させた。2年生存率は、オプジーボとヤーボイの併用療法で64%、オプジーボ単剤療法で59%、ヤーボイ単剤療法で45%となった。