日本製薬工業協会の伍藤忠春理事長は20日、大阪市内で開いた記者会見でバイエル薬品のカルテ無断閲覧問題について「事実関係がはっきりした上で対応すべき」と言及。コード・コンプライアンス推進委員会で事実関係の把握に努めていると語った。
伍藤氏は「会社と従業員の意見が対立している問題でもあり、複雑。事実をきちんと確認しないとなんとも言えない繊細な問題」と指摘。「行政が事実関係を把握した上で、しかるべき処分を下すはず。その上で業界が判断すべきこと。先走ってわれわれがなんとかすることではない」と話した。