【小野薬品】オプジーボ薬価切り下げも臨床試験は「計画通り実施」‐相良社長

2017年5月18日 (木)

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相良暁社長

相良暁社長

 小野薬品の相良暁社長は11日に会見し、「抗癌剤『オプジーボ』の薬価は緊急的に切り下げられたが、適応拡大のために2年前から計画している臨床試験は止めることはできない」と明言。その上で、「今期は大幅減益になるものの、必要な時期に無理をしてでも研究開発費を投資して、近い将来の売上・利益成長につなげたい」と強調した。

 オプジーボの薬価は2月に50%引き下げられることが昨年11月に突然決定し、17年度の同剤の売上高計画も縮小を余儀なくされた。

 その一方で、オプジーボの適応拡大を目的とした臨床試験のスケジュールは2年前から決定していたため、17年度の研究開発費は前期比120億円(20.9%)増の695億円を見込んでいる。



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