厚生労働省は18日、「医療用医薬品の偽造品流通防止のための施策のあり方に関する検討会」(座長=赤池昭紀・京都大名誉教授)に、これまでの意見を踏まえた論点整理を示した。偽造品の流通防止に向け、薬局に対して、取引相手の適格性の確認や譲受・譲渡に関する全ての取引記録の保存、同一法人内の管理薬剤師の責務の明確化などを示したが、複数の委員から、薬局開設者に対しても、責務の明確化や罰則規定を設けるよう求める意見が出た。
たたき台は、▽偽造品に対する基本的な考え方▽直ちに対応すべきもの▽今後さらに検討を進めるべき事項――で構成。