田村憲久厚生労働相は9月26日、スイス・ノバルティスファーマ本社のデビッド・エプスタイン社長と面会し、日本で発覚した降圧剤バルサルタンの医師主導臨床研究をめぐるデータ改ざん問題について、本社の認識を質した。面談で田村大臣は、事件の真相究明に協力を要請。エプスタイン氏も、「どうしたら協力できるか、厚労省検討会の指示をお願いしたい」と応じた。
今回の面会は、エプスタイン氏の来日に合わせ、田村大臣がスイス本社の認識について報告を求めたもの。ノバルティス側から日本法人の二之宮義泰社長など5人が同席し、大臣室で30分ほど面談した。