味の素は、細胞療法や遺伝子治療の研究機関である英セルアンドジーンセラピー・カタパルトが実施したiPS細胞の培養における培地性能比較試験で、味の素の再生医療の臨床研究用培地「『StemFit』AK03N」が他社4製品と比較して優れた細胞増殖性能を示したと発表した。
同試験は、iPS細胞を異なった組成の他社培地と比較培養することで、最適な培地を選抜した。結果は、「『StemFit』AK03N」を用いて培養されたiPS細胞が、他社4製品を用いて培養されたiPS細胞と比べ、高い細胞増殖性能に加え、遺伝子発現の均一性、染色体異常がない点など、優れた特性を示した。