厚生労働省は、九州北部で発生した記録的な大雨に関する7日時点の被害状況を公表した。医薬品関係では、甚大な被害が発生している福岡県朝倉市、大牟田市の薬局で床下浸水などの報告が9件あり、そのうち朝倉市の薬局1件では営業できていない。地元の朝倉薬剤師会によると、営業できていないのはフラワー薬局西町店としている。
また、大分県では7日時点で被害は報告されていないが、大分県薬剤師会のモバイルファーマシーが日田市内の避難所を巡回して、お薬相談を実施中とされている。医薬品卸売販売業への影響については、現時点で医薬品の安定供給に関する被害は見られておらず、輸血用血液製剤についても安定供給に関する被害はないという。