日本と米国における2016年度の再生医療・細胞医薬品市場が1861億円となったことが、TPCマーケティングリサーチの調査で明らかになった。日本は前年度比14.3%増の約160億円となり、今年度は大幅増の220億円まで拡大する見通し。
日本の再生医療・細胞医薬品市場のうち、68%が癌免疫細胞療法で占め、109億円となった。市場で提供されている癌免疫細胞療法は、全てが自費診療にあたり、高コストが治療の障壁となる場合があるため、臨床試験や先進医療という枠組みで治療を受けることで、治療費が軽減するケースがあり、今後も拡大していきそうだ。