武田薬品は、武田の湘南研究所内に製薬企業向けに創薬スクリーニングサービスを提供するバイオテクベンチャー「SEEDSUPPLY」を設立した。武田の研究者4人を含む7人が主体となって事業を行う。武田の研究者によるベンチャー企業設立を支援する「アントレプレナーシップベンチャープログラム」(EVP)の一環であり、今後数カ月間にわたってバイオテク企業の設立を連続して支援していくとしている。
SEEDSUPPLYが有する創薬スクリーニング技術「バインダーセレクション」は、従来の低分子化合物を中心としたハイスループットスクリーニング(HTS)とは異なり、抗体医薬を含めた高分子医薬品の同定も得意としているのが特徴。同社は、化合物ライブラリーを有する顧客に同スクリーニング技術を提供するビジネスを展開する。