日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の宗像守事務総長は8月25日の定例会見で、処方箋付け替えによる調剤報酬不正請求問題について、「あってはならない不正請求だが、2度にわたって起こり、ショックを受けた」と語った上で、現状のルールを守り、きちんとした対応をしていくことの必要性を強調した。また、JACDSで自己点検表を作成し、会員企業の薬局店舗へ送り、JACDSで集計する準備を進めていることも明らかにした。
宗像氏は、「形だけ、見せかけだけ整えば請求できる、報酬を受け取ることができるということで、調剤が少し形骸化しているのではないか」と指摘。「顧客満足という、お客様の目や満足というものを経由しなくても利益を得られるというシステムであり、どうしても姑息な手を使って報酬を受け取るという人が出てくる」とした。