大阪大学と三井農林は1日付で、大阪大学大学院薬学研究科に「次世代食品開発学(三井農林)共同研究講座」を設置した。お茶やハーブ、漢方薬などの難溶性健康素材を溶けやすく吸収しやすくするパウダー化技術を構築し、それによって健康素材の機能性を大幅に高めるなど、次世代の機能性食品や香粧品素材の開発を共同で推進する計画だ。
設置期間は5年間。材料開発、ADMET・薬効解析、前臨床・臨床の3部門を講座内に配置し、大阪大学と三井農林の研究者をそれぞれの部門に振り分けて共同研究を進める。附属創薬センター運営委員会と三井農林による進捗管理会議を1年に4回開催し、進捗状況の管理や軌道修正、テーマ提案、組織再編などを行う。