4月から提供体制スタート
厚生労働省の「がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会」は14日、患者一人ひとりに最適な治療を提供するゲノム医療の高度な機能や設備を備えた中核拠点病院として、国立がん研究センター中央病院など11医療機関を選定した。遺伝子学的検査の実績など一定基準を満たしているか評価した上で、設置地域に偏りが出ないよう考慮したもの。中核拠点病院が遺伝子パネル検査を用いた医療などで協力する「がんゲノム医療連携病院」を選定後、4月1日から新たな癌ゲノム医療の提供体制がスタートする。
中核拠点病院に選ばれたのは、北海道大学病院、東北大学病院、国立がん研究センター東病院、慶應義塾大学病院、東京大学病院、国立がん研究センター中央病院、名古屋大学病院、京都大学病院、大阪大学病院、岡山大学病院、九州大学病院の計11施設。