大阪府薬剤師会は18日から、日本薬剤師会を通じて各都道府県薬剤師会に「大阪e-お薬手帳事業」への参加(アプリの利用)を呼びかけている。21日の定例会見で藤垣哲彦会長が紹介した。参加を希望する都道府県薬は、大阪府薬に申し込めば、無償でアプリが提供される。この呼びかけに対して広島県薬が参加の意志を示している。既に、高知県では同事業の予算化を決定しているほか、和歌山県薬、奈良県薬、岡山県薬には、オファーを受ける形で大阪府薬が同システムの説明を行える講師を派遣している。
同事業は、先月開かれた「第46回日本薬剤師会学術大会」でも、全国への普及を目的に展示ブースが開設された。同展示ブースは、各都道府県薬のIT担当者の列ができるほどの盛況で、「その関心の深さがうかがい知れた」(藤垣氏)という。